産経新聞の「代替肉」の記事を読んで、「代替肉」について改めて考えてみた

産経新聞が「代替肉」についてちょっと面白いタイトルの記事を掲載していました。
その記事はこちら。
代替肉の需要増に畜産業界が危機感、敵対する“自然派食品”の支持者たちと手を組んだ理由

ざっくり要約すると、

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アメリカで代替肉を選ぶ人が増えている

その状況に危機感を感じた畜産業界が手を組んだのは、なんと自然派食品を支持するグループ

自然派食品支持者は実は代替肉に否定的だった
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というような内容です。

アメリカの畜産業界は、大規模な工場式畜産方式で運営していて、牛や豚はとても不自然な状態で飼育されています。
なので自然派食品支持者は、そんな畜産業界を非難してきたわけです。
でも、そんな畜産業界を脅かしている代替肉についても、添加物の多い不自然な製造方法であるとして、否定的な立場をとっています。

そこで、畜産業界としては、「管理された放牧による畜産であれば環境破壊はしない」という主張をして、「そんな畜産スタイルなら支持するよ」という自然派食品支持者と一緒に「代替肉」業界をやりこめるぞ、ということのようです。

私たち天使の時間は、ビヨンドミートやインポッシブルミートなどの加工度の高い代替肉については否定的なのですが、その理由は「代替肉って誰が喜ぶのだろう?」ということです。

●肉を好きな人は、基本的に肉が食べたいので、代替肉を選ぶ理由がない。

●健康上の理由で仕方なく肉を食べられない人が食べる場合はあるかもしれないけれど、添加物の問題も含めて健康面への安全性はまだまだ不明な点が多い。

●肉が嫌いな人は、肉っぽい加工をした代替肉を食べる理由がない。

あれれ?じゃあ代替肉って「誰得」なの?ということになるんですね。

SDGsの観点から肉の生産を減らすべき、というのは意義深いので、そうなって肉がうなぎのように入手困難になれば、そして肉よりも安くなれば、代替肉を仕方なく選ぶということにはなるでしょう。

カニが高いのでカニカマを選ぶ、みたいな感覚です。

地球環境のことを考えると、そして動物愛護ということも考えると、将来的に肉好きな人の食べるものが代替肉が中心になっていくと良いなとは思います。

代替肉の存在は、地球環境や動物愛護について、多くの人が考えるきっかけとしてとても意義深いと思います。

でも、天使の時間が目指すヴィーガンカフェ・レストランのメニューには、代替肉は不要です。

天使の時間が考えるヴィーガンカフェ・レストランは、穀物、豆、野菜を使った美味しい料理、スイーツを提供するお店。

【豆腐のステーキの方が普通に美味しい。】

【豆腐のステーキの方が普通に美味しい。】

肉もどきの料理は、現状では求める人がほとんどいない、というのが数年間、肉っぽいメニューでランチを提供してきた経験から得た結論です。

代替肉でハンバーグを作って提供するよりも、

「揚げ出し豆腐とか豆腐の唐揚げとかの方が、普通にボリューミーで美味しい!」

ということに気づいてもらいたい。

それが天使の時間が目指すヴィーガンなお料理です。

あっ、ちなみに「大豆ミート」は代替肉よりもうんと加工度が低くて添加物もほとんどないので、天使の時間的には「高野豆腐」のような食材の一つと考えて、適材適所で使うようにしております。

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